理学療法学科(4年制)
特徴やカリキュラムについて

葵学園の理念と教育目標

理学療法学科の特徴

先生との距離が近い!一人ひとりを見据えたサポート

当校は、学生6~7人に対して専任教員が1人という班ごとの担任制。勉強はもちろん、授業への取り組み方から生活面にいたるまで、学生一人ひとりをサポート。少人数制なので一人ひとりの健康や心の状態などもキャッチしやすく、状況に合わせた対応を心がけています。わからないことはもちろん、もっと知りたい!という事まで、学生の様々な疑問を解決します。
教職員と学生がいつでも声をかけあう家族的な雰囲気の中で、勉強や実習のプレッシャーを乗り越えることができます。

安心の臨床実習対策

STEP1

校内実習(相互実習)

患者様はクラスメイト。学年を越えた相互実習では先輩の姿を見て、1年後、2年後の自分をイメージすることができます。

STEP2

見学実習

医療人としての資質を育み、理学療法士の職業について理解を深めます。(医療スタッフがどのような態度で患者様と接しているかを学び、モチベーションを高めます。)

STEP3

評価実習・総合実習

ある疾患を有した症例のもと、適切な検査項目を選定し実践します。(複数の教員や先輩による濃密な実技実習指導を行います。細部に渡るアドバイスで、技術力を高めます。)症例の評価、測定、治療プログラム作成、治療、経過観察を一貫して実施します。

①実習前:長期実習に備えた様々な教育プログラム 
OSCE(実習前の実技試験)など、本番さながらの実習前プログラムにより、充実した臨床実習を迎えることができます。また、実習指導者にお集まりいただく「臨床実習指導者会議」を行い、学生の実習がスムーズに進むように本校の実習方針を共有します。 
 ②実習中:臨床実習施設訪問 
教員が実習先へ訪問を行い、学生の実習における疑問や不安を解消します。また、教員が実習指導者と直接話すことで、実習がスムーズに進むよう支援します。 
 ③実習後:臨床実習セミナー 
実習終了後、臨床実習セミナーを校内で行います。学生一人ひとりが実習の報告をすることで様々なケースへの理解を深め、臨床実習の成果を高めます。

十分な実習量豊富な実習先

1学年
理学療法士に必要な基礎知識を習得

解剖学や生理学など、医学における基礎科目を中心に学習します。4年間で確実にステップアップするベース作りの1年です。初めて学ぶ医学の習得がスムーズに行えるよう、基礎から専門へ段階的に移行します。

実習準備

コミューニケーション特論の授業で接遇など事前学習

2学年
専門知識を身に付け実習スタート

前期には病気や障害が起こる仕組みに関する勉強をします。後期には理学療法に関連する評価などを中心に学びます。
講義、実習による医学・理学療法学が中心です。専門科目が増え、各課題への取り組みを通じて、問題提起や考察力を高めます。

見学実習

検査測定実習

動作分析の考え方や具体的な検査測定技術を測定

3学年
現場実習を通して問題解決能力を磨く

前期は理学療法専門分野の臨床的な学習。また前期の最後に客観的臨床能力試験(OSCE)という、知識を備えたうえでの実技の試験を行い、後期からの長期実習に向かえるかどうかの確認をします。校内における実習及び演習を軸とし、学年末に行う評価実習にも備えます。グループ学習が中心となり、一つの主題のもと皆で内容を整理し、確認し合い知識を確実にしていきます。

臨床評価実習(7週間)

総合臨床実習Ⅰ(7週間)

症例に応じた理学療法評価を行う

オスキー(OSCE)

臨床実習試験(OSCE)で実力をつけて臨床実習へ

4学年
国家試験対策を中心にプロへの助走

前期は最後の長期実習を行い、国家試験対策の勉強が始まります。普段からグループ学習を取り入れ、単科校の特徴して学校全体が理学療法専門分野に特化した人、情報、施設設備が整備されているので、校内で効率的に学ぶことが出来ます。
臨床実習、卒業研究、就職活動、国家試験対策の4本柱となります。5月連休明けから、8月にかけて最後の臨床実習が行われます。

総合臨床実習Ⅱ(7週間)

評価・測定・治療プログラムの作成、治療、経過観察

主な実習先は150か所以上。 
実習地は関東圏内の各地にあり、学生への事前アンケートでの要望や学生と実習先の相性を考慮して実習地を選択しています。

厳選された効率的なカリキュラムと万全な国家試験対策

4年生専門学校のメリットを活かし、全員が的確なカリキュラムで必要な知識・技術をじっくり学びます。 
国家試験対策はもちろん、理学療法士としての職業意識も4年間を通して自然と身に付くカリキュラムです。

4年間で128単位、3480時間。 
そのうち、実習1035時間、演習(ゼミ形式)1710時間、講義735時間。 
演習(問題解決型学習)時間が多く、6~7名の小グループで取り組みます。

演習では課題についてそれぞれのグループで取り組み、最後の発表までみんなで進み方を相談し、先生の力も借りながら議論していきます。 
さらに講義と実技と復習を繰り返すフィードバック方式を採用、即戦力へと繋がる知識・技術を身に付けます。

時間割例

 

 1年2年3年4年
8:50~10:20情報科学臨床運動学日常生活活動Ⅱ総合演習Ⅳ
10:30~12:00生理学
13:00~14:30心理学整形外科学理学療法評価法Ⅲ 
14:40~16:10理学療法評価法Ⅰ理学療法評価法Ⅱ 

高い国家試験合格率就職率

令和4年度卒業生の国家試験合格率・就職率は100%。過去18年間の平均合格率は92%で、常に全国平均を上回っています。 
就職に関しても昼間部の1学年定員40名に対して、求人は3,353人。卒業生は多くの医療機関や福祉施設から求められています。 

就職説明会の実施

8月には葵学園のためだけに多くの医療機関・施設が集まる就職説明会も実施しており、豊富な求人件数の中で希望の就職先を選ぶことが出来ます。